
アパート記念日に振り返る、100年前から続く”住まい”のカタチ

1910年(明治43年)のこの日、東京・上野に日本で初めての木造アパート「上野倶楽部」が完成したことが由来とされています。
当時は「アパート」という言葉自体が新しく、洋風の共同住宅というスタイルが珍しかった時代。
人々は「一つの建物に、他の家族と一緒に暮らす」ことに新しさと少しの驚きを感じていたそうです。
■ “共同住宅”という暮らしの始まり
明治時代の日本では、ほとんどの人が一戸建てに住んでいました。
そんな中で登場したアパートは、都市部の人口増加や仕事の多様化に合わせて生まれた新しい住まいのかたち。
「上野倶楽部」には全18戸の部屋があり、外国人向けの設備も備わっていたと言われています。
今で言う“賃貸マンション”の原型のような存在だったのです。
当時の人々にとって、
「プライベートを保ちながらも、同じ建物に他の人が暮らしている」という環境は革新的でした。
現代で言う“シェアハウス”や“コリビング”に通じる感覚だったのかもしれません。
■ アパートが生んだ“都市の暮らし”
昭和に入ると、学生や単身赴任者、若いカップルなどが気軽に住める「木造アパート」が全国に広がっていきました。
そこからさらに鉄筋コンクリートのマンション、分譲住宅、オートロック付きの集合住宅などへと進化。
時代の流れとともに「住まい」もどんどん多様になっていきました。
アパートは単なる「建物」ではなく、
人と人との距離感、地域とのつながり、暮らし方そのものを変えていった存在だったのです。
■ そして今、“自分らしい暮らし”の時代へ
現代の賃貸住宅は、デザイン性や快適さ、コミュニティの在り方など、求められる価値がどんどん広がっています。
「どんな場所に住みたいか」だけでなく、「どんな時間を過ごしたいか」まで考える時代。
私たちバースランドでも、
ヴィンテージ家具や無垢材を取り入れた空間づくり、
人が集い、交流が生まれる場所としての“Birthland Café”など、
“住まい”のその先にある“豊かな暮らし”を大切にしています。
100年前、上野で生まれたアパート文化が、
今もこうして新しいかたちで進化し続けていると思うと、なんだか感慨深いですよね。
■ 最後に
アパート記念日は、「住まいとは何か」「暮らしとは何か」を考えるきっかけになる日。
便利さやデザインも大事ですが、
心地よく過ごせる空間、人との関係、地域とのつながりがあってこそ“いい住まい”になるのだと思います。
今日という日をきっかけに、
皆さんも“自分にとって心地よい暮らし”を少しだけ考えてみませんか?
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◆3LDK
◆郡山市桑野三丁目
◆地上11階建 鉄筋コンクリート造